2010年>>
問題22 不動産の価格の特徴
試算価格の調整に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものをすべて掲げた組み合わせはどれか。
イ | 試算価格の調整とは、鑑定評価の複数の手法により求められた各試算価格の再吟味及び各試算価格が有する説得力に係る判断を行い、鑑定評価における最終判断である鑑定評価額の決定に導く作業をいう。 |
ロ | 対象不動産の種類、所在地の実情、資料の信頼性等により、やむを得ず一の手法のみによって試算価格を求めた場合は、試算価格の調整を行うことはできない。 |
ハ | 複数の鑑定評価手法により求められた試算価格に乖離が生じた場合は、各試算価格はともに等しく尊重されるべきものであるから、各試算価格の中庸値をもって鑑定評価額と決定すべきである。 |
ニ | 地域分析において把握した対象不動産に係る市場の特性及び個別的要因の分析結果は、鑑定評価手法の適用、試算価格の調整等における各種の判断においても反映すべきである。 |
ホ | 鑑定評価の成果は採用した資料によって左右されるものであるから、試算価格の調整に当たっては、資料の特性及び限界からくる相対的信頼性を見極めた上で各試算価格が有する説得力に係る判断を行うことが必要である。 |
<選択肢>
(1) | イとロとニ |
(2) | イとハとホ |
(3) | イとニとホ |
(4) | ロとニとホ |
(5) | イとロとニとホ |