2009年>>
問題17 不動産の価格の特徴
幹線道路沿いの1,000㎡の整形地である更地の鑑定評価についての次のイからニまでの記述のうち、正しいものをすべて掲げた組み合わせはどれか。
なお、建ペい率60%、容積率200%の準工業地域の指定があるものとする。幹線道路沿いにはファミリーレストランやガソリンスタンドが建ち並ぶが、最近、廃業するケースが増えている。対象地は従前、工場として利用されていたが取り壊されている。背後は、第一種住居地域の指定がある普通住宅地域である。
イ | この場合、対象不動産を住宅見込地として近隣地域を把握することもあり得る。 |
ロ | 近隣地域を郊外路線商業地域として把握し、広域的な商圏をもつ郊外型の大規模小売店舗を最有効使用と判定した場合、取引事例は同一需給圏内の代替競争不動産である必要がある。 |
ハ | 地域要因の比較及び個別的要因の比較について、それぞれの地域における個別的要因が標準的な土地を設定する方法を採用し、近隣地域外の同一幹線道路沿いの3,000㎡の取引事例を鑑定評価の手順に従って適切に選択した場合、規模についての分析は取引事例の個別的要因の標準化補正として表現されることもあるし、地域要因の比較として表現されることもあり得る。 |
ニ | 近隣地域を郊外路線商業地域として把握した場合に、採用した複数の取引事例を時点修正するときには、取引時点が同じであっても、それぞれ異なった変動率として査定することはあり得る。 |
<選択肢>
(1) | イのみ |
(2) | ニのみ |
(3) | イとロ |
(4) | ロとハ |
(5) | ハとニ |