2007年>>
問題25 不動産の価格の特徴
賃料の鑑定評価に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものはいくつあるか。
イ | 不動産の価格は、当該不動産が物理的、機能的及び経済的に消滅するまでの全期間にわたって、不動産を使用収益することができることを基礎として生ずる経済価値を貨幣額をもって表示したものであるが、これに対して、不動産の賃料は、上記期間のうち一部の期間について、不動産の賃貸借等の契約に基づき、不動産を使用収益することを基礎として生ずる市場価値を貨幣額をもって表示したものである。 |
ロ | 保証金の名称で授受された一時金で、契約解約時に返還されない償却部分を含んでいる場合は、当該償却部分の運用益を実質賃料として計上する。 |
ハ | 賃料の預り金的性格を有する一時金の運用益については、対象不動産の賃貸借等の持続する期間の効用の変化及び一時金の授受に関する契約内容等に着目し、元利均等償還の方法等を用いて適切に求める。 |
ニ | 営業権の対価又はのれん代に相当する一時金は、賃料の前払的性格を有する一時金であるから、支払賃料の額に影響を与えるとともに、実質賃料を構成する。 |
ホ | 建物及びその敷地の一部の賃貸借に当たって、水道光熱費、清掃・衛生費、冷暖房費等がいわゆる付加使用料、共益費等の名目で支払われている場合、これらは賃料の構成要素となり得ないので、実質賃料の把握においては考慮しない。 |
<選択肢>
(1) | 正しいものはない |
(2) | 1つ |
(3) | 2つ |
(4) | 3つ |
(5) | 4つ |