2007年>>
問題19 不動産の価格の特徴
不動産の価格に関する諸原則に関する次のイからチまでの記述のうち、誤っているものはいくつあるか。
イ | 不動産の鑑定評価に当たっては、価格形成要因が常に変動の過程にあることを認識して、各要因間の相互因果関係を静的に把握すべきである。 |
ロ | 寄与の原則は、不動産の最有効使用の判定に当たっての不動産の追加投資の適否の判定等に有用である。 |
ハ | 不動産の価格は、価格形成要因の変動についての市場参加者による予測によって左右されるため、不動産の鑑定評価に当たっては、不動産の価格を形成する要因がどのように変化するかについて的確に予測しなければならない。 |
ニ | 一般に、超過利潤は競争を惹起し、競争は超過利潤を減少させ、終局的にはこれを消滅させる傾向を持つ。 |
ホ | ある単位投資額を継続的に増加させると、これに伴って総収益については減少してしまう。ところが、増加させる単位投資額に対応する収益は、ある点までは減少するものの、その後は増加に転じる傾向が認められる。 |
ヘ | 不動産の価格形成要因は常に変動する傾向を有しているので、不動産についてその価格が幾らであるかを示す場合には、その価格がいつ現在のものであるかを示すことが必要である。 |
ト | 不動産のある部分がその不動産全体の収益獲得に貢献する度合いは、その不動産全体の価格に影響を及ぼす。これを収益配分の原則という。 |
チ | 不動産の価格に関する諸原則は、孤立しているものではなく、直接的又は間接的に相互に関連しているものであることに留意しなければならない。 |
<選択肢>
(1) | 誤っているものはない |
(2) | 1つ |
(3) | 2つ |
(4) | 3つ |
(5) | 4つ |