2010年>>
問題33 不動産の価格の特徴
証券化対象不動産の鑑定評価において活用すべきエンジニアリング・レポート(以下この問題において「ER」という。)に関する次のイからニまでの記述のうち、正しいものはいくつあるか。
イ | ERとは、建築物、設備等及び環境に関する専門的知識を有する者が行った証券化対象不動産の状況に関する調査報告書をいい、修繕計画、土壌汚染、地震リスクなどのような専門性の高い個別的要因に関する調査結果が含まれているものである。 |
ロ | 処理計画の策定に当たっては、あらかじめ依頼者に対しERの入手時期等を確認の上、その確認、年月日や相手方の氏名、職業等を記録しなければならない。また、ERの入手がドラフト版と最終版の2回に分けて行われる場合は、最終版について記録すべきである。 |
ハ | ERは、専門的知識を有する者が行った調査に基づくものであり、証券化対象不動産の鑑定評価を行うに際しては、その内容を忠実に反映させなければならない。例えば、収益還元法の適用における修繕費や資本的支出(大規模修繕費)は、ERに示された修繕更新費を平準化する等により査定すべきである。 |
ニ | ERの土壌汚染調査は、一般にフェーズⅠ調査(資料収集分析等による汚染の可能性の調査)、フェーズⅡ調査(試料採取と化学的分析による汚染の確認)等に区分される。証券化対象不動産の鑑定評価に際しては、広範な投資家等の利益を保護するため、必ずフェーズⅠ調査及びフェーズⅡ調査の両方を含むERの提出を求めなければならない。 |
<選択肢>
(1) | 1つ |
(2) | 2つ |
(3) | 3つ |
(4) | すべて正しい |
(5) | 正しいものはない |