2008年>>
問題40 不動産の価格の特徴
不動産の鑑定評価に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものはいくつあるか。
イ | 不動産の鑑定評価とは、現実の社会経済情勢の下で合理的と考えられる市場で形成されるであろう市場価値を表示する適正な価格を、不動産鑑定士が的確に把握する作業であり、合理的と考えられる市場の諸条件を満たさない場合における不動産の経済価値を把握する作業が不動産の鑑定評価となることはない。 |
ロ | 不動産の価格は、その不動産に関する所有権、賃借権等の権利の対価又は経済的利益の対価であり、また、二つ以上の権利利益が同一の不動産の上に存する場合には、それぞれの権利利益について、その価格が形成され得る。 |
ハ | 不動産のあり方は、自然的、社会的、経済的及び行政的な要因の相互作用によって決定されるとともに経済価値の本質を決定づけており、反対に、価格を選択の主要な指標として不動産のあり方が決定されることはない。 |
ニ | 土地は他の一般の諸財と異なり、自然的特性及び人文的特性を持っており、そのいずれもが固定的であって硬直的なものであるといえる。 |
ホ | 土地は、土地基本法に定める土地についての基本理念に即して利用及び取引が行われるべきであり、特に投機的取引の対象とされてはならず、不動産鑑定士は、このような土地についての基本的な認識に立って不動産の鑑定評価を行わなければならない。 |
<選択肢>
(1) | 1つ |
(2) | 2つ |
(3) | 3つ |
(4) | 4つ |
(5) | 正しいものはない |