問題19(解説) 不動産の価格の特徴

2008年>>

問題19(解説) 不動産の価格の特徴

正解:1

イ:誤り限定価格を求める場合の例示として、借地権者が底地の併合を目的とする売買に関連する場合(総論5章)があるが、借地権と底地が併合しても増分価値が生じない場合等には、限定価格とならず正常価格と一致することとなる。
ロ:誤り限定価格を求める場合の例示として、経済合理性に反する不動産の分割を前提とする売買に関連する場合(総論5章)がある。
経済合理性に反する不動産の分割とは、分割後の残地に減価が生じる場合であり、減価分の補償を受けない限りは土地の一部を分割して譲渡しようとはしないため、経済合理性に反する分割が行われた土地の価格は必ず限定価格となり、正常価格と一致することはない。
ハ:正しい本肢の通りニ:誤り積算価格を求める際の減価の要因として、市場性の減退等の経済的要因(総論7章)がある。
特殊価格は、建物及びその敷地が一体として市場性を有しない場合における建物のみの鑑定評価(各論1章)に該当するものであり、積算価格を求める際、市場性を有していないため、市場性の減退等について考慮する必要はない。一方、正常価格として積算価格を求める際は、市場性の減退等による減価を考慮する必要がある。
減価修正において考慮する要因が異なるため、両価格は原則一致するものではない。
ホ:誤り継続賃料とは、不動産の賃貸借等の継続に係る特定の当事者間において成立するであろう経済価値を適正に表示する賃料(総論5章)をいい、市場参加者が特定されているため、正常賃料とは理論的に異なることとなるが、正常賃料より高くなることもあるが、正常賃料より低くなることもある。
問題へ戻る

問題18へ問題20へ