2007年>>
問題1 不動産の価格の特徴
更地の鑑定評価に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものはいくつあるか。
イ | 更地の積算価格は、再調達原価の把握を適切に行える造成後間もない造成地や埋立地等の場合に求めることができるが、再調達原価は、その素材となる土地の標準的な取得原価に当該土地の標準的な造成費を加算して求める。 |
ロ | 最有効使用の観点から建物等を取り壊すことが妥当と認められる場合におけるその敷地の鑑定評価は、更地の鑑定評価ではなく、建付地の鑑定評価として行わなければならない。 |
ハ | 更地とは、建物等の定着物がない状態の宅地の所有権をいう。 |
ニ | 更地の鑑定評価額は、更地並びに自用の建物及びその敷地の取引事例に基づく比準価格並びに土地残余法(建物等の価格を収益還元法以外の手法によって求めることができる場合に、敷地と建物等からなる不動産について敷地に帰属する純収益から敷地の収益価格を求める手法)による収益価格を関連づけて得た価格を標準とし、積算価格及び開発法による価格を比較考量して決定する。 |
ホ | 更地の収益価格は、更地の賃貸借等の事例及び建物が存する宅地の収益事例から求めるものであるが、当該収益事例における建物は最有効使用の状態にあるものを採用すべきである。 |
<選択肢>
(1) | 正しいものはない |
(2) | 1つ |
(3) | 2つ |
(4) | 3つ |
(5) | 4つ |