問題7 不動産の価格の特徴

2006年>>

問題7 不動産の価格の特徴

不動産鑑定評価基準及び不動産鑑定士の責務等に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものはいくつあるか。

不動産鑑定士が鑑定評価を行った鑑定評価額は、専門職業家としての意見を示すものである。よって、仮に、同一の対象不動産について、全く同一の鑑定評価の依頼目的や条件のもとに、複数の不動産鑑定士が鑑定評価を行ったとしても、それぞれに合理的な根拠を示し異なる鑑定評価額を示すことはあり得るものである。
不動産鑑定士が鑑定評価を行う際には、不動産鑑定評価基準は絶対であり、これに厳密に従うべきである。例えば、対象不動産の価格形成に影響を与えるような要因があった場合であっても、不動産鑑定評価基準に明記されていなければ、これを分析等する必要は全くない。
自身が不動産鑑定士として署名した鑑定評価書を、依頼者以外の利害関係者が合法的に入手したような場合に、仮に、その中の鑑定評価額を決定する根拠となった数値について、もう少し詳しく説明してほしいと言われても、依頼者ではないので、不動産鑑定士として説明責任は全くない。
東京で不動産鑑定士として仕事を始めて4年経った。不動産鑑定士の先輩から東北のある県のスキー場の鑑定評価を1ヶ月以内にできないかと言われた。スキー場の評価は初めてで、自己の能力を超えていると思われたが、先輩の勧めでもあるので、積極的に経験を積むために引き受けた。慣れない地域で予想外に事例も資料も集まっていないが、既に費用もかかり、依頼者も自分がこの分野は初めてであることを承知の上なので、できる範囲で精一杯説明責任を尽くし鑑定評価額を出すつもりである。
不動産鑑定士が、依頼者から「とにかく仮でもよいから急いで概算の評価額を知りたい」と言われ、不動産鑑定評価基準に定められた鑑定評価の手順を大幅に簡略化して、とりあえず査定額を示すような場合には、不動産鑑定士として不動産の経済的価値を価額に表示したとしても、表紙に「鑑定評価書」と書かれてさえなければ、鑑定評価を行ったことにはならない。

<選択肢>

(1) 正しいものはない
(2) 1つ
(3) 2つ
(4) 3つ
(5) 4つ

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